本州付近に梅雨前線が停滞
明日以降も続々と梅雨入り見込み
2025-06-08 18:05 ウェザーニュース
今年は九州南部で早い梅雨入り、沖縄は短い梅雨に
2025年の梅雨は、5月16日の九州南部の梅雨入りから始まりました。九州南部が全国で最初に梅雨入りとなったのは統計史上初めてのことでした(速報値)。一方、沖縄や奄美の梅雨入りは、平年よりも遅い発表となっていました。
今日は新たに九州北部(山口県を含む)と四国の梅雨入りが発表されました。いずれも平年より遅く、昨年よりは早い梅雨入りです。
また、沖縄は2015年とならんで統計史上最も早い梅雨明けが発表されました。沖縄の梅雨の期間はわずか17日間で、1963年の11日間に次いで二番目に短い記録です。
・梅雨入り/梅雨明けには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。
・春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討の結果、期日が見直しされる場合があります。
各地の梅雨入り 梅雨明け
今日は新たに九州北部(山口県を含む)と四国の梅雨入りが発表されました。いずれも平年より遅く、昨年よりは早い梅雨入りです。
また、沖縄は2015年とならんで統計史上最も早い梅雨明けが発表されました。沖縄の梅雨の期間はわずか17日間で、1963年の11日間に次いで二番目に短い記録です。
・梅雨入り/梅雨明けには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。
・春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討の結果、期日が見直しされる場合があります。
各地の梅雨入り 梅雨明け
中国〜関東甲信も平年並みかやや遅めの梅雨入りか
今日は中国地方や近畿、東海なども雨の降った時間がありましたが、梅雨入りの発表はありませんでした。ただ、明日になると太平洋高気圧の勢力がさらに強まり、梅雨前線が徐々に北上するため、梅雨入りとなる可能性が高いとみています。関東甲信も南部ほど雨が降りやすくなるため、早ければ明日に梅雨入りとなるかもしれません。このタイミングで発表があれば、いずれも平年よりやや遅い梅雨入りということになります。
梅雨前線はこのまま週末にかけて本州付近に停滞する見通しで、北陸や東北も週後半は雨が降りやすくなるとみています。その後の予報にもよりますが、週末までに梅雨入りとなる可能性が考えられます。
実況・予想天気図実況・予想天気図
梅雨前線はこのまま週末にかけて本州付近に停滞する見通しで、北陸や東北も週後半は雨が降りやすくなるとみています。その後の予報にもよりますが、週末までに梅雨入りとなる可能性が考えられます。
実況・予想天気図実況・予想天気図
2025年 (◊は予想) | 昨年 | 平年 | |
---|---|---|---|
沖縄 | 5月22日頃 | 5月21日頃 | 5月10日頃 |
奄美 | 5月19日頃 | 5月21日頃 | 5月12日頃 |
九州南部 | 5月16日頃 | 6月8日頃 | 5月30日頃 |
九州北部 | 6月8日頃 | 6月17日頃 | 6月4日頃 |
四国 | 6月8日頃 | 6月17日頃 | 6月5日頃 |
中国 | 6月9〜10日頃⬫ | 6月20日頃 | 6月6日頃 |
近畿 | 6月9〜10日頃⬫ | 6月17日頃 | 6月6日頃 |
東海 | 6月9〜10日頃⬫ | 6月21日頃 | 6月6日頃 |
関東甲信 | 6月9〜10日頃⬫ | 6月21日頃 | 6月7日頃 |
北陸 | 6月10〜11日頃⬫ | 6月22日頃 | 6月11日頃 |
東北南部 | 6月14日頃⬫ | 6月23日頃 | 6月12日頃 |
東北北部 | 6月15日頃⬫ | 6月23日頃 | 6月15日頃 |
各地の梅雨入り 梅雨明け
西日本は九州を中心に大雨の可能性
週前半は梅雨前線に向かって西から非常に暖かく湿った空気が流れ込みやすくなる傾向があり、雨雲が発達するとみられます。西日本を中心に雨が強まり、局地的には雷を伴って激しい雨の降るおそれもあります。特に、九州では大雨に警戒が必要です。
また、週後半もフィリピンの東の海上から熱帯由来の湿った空気が梅雨前線に流れ込む可能性があります。前線の活動が活発になって、西日本から東日本の広い範囲で大雨となる心配が出てきました。
これから本格的な雨のシーズンを迎えることになりますので、大雨への備えを早めに進めるようにしてください。
» ウェザーニュースPro 数値予測モデル
マイ防災タイムラインをアプリで使うマイ防災タイムライン
また、週後半もフィリピンの東の海上から熱帯由来の湿った空気が梅雨前線に流れ込む可能性があります。前線の活動が活発になって、西日本から東日本の広い範囲で大雨となる心配が出てきました。
これから本格的な雨のシーズンを迎えることになりますので、大雨への備えを早めに進めるようにしてください。
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梅雨入り・梅雨明けの発表は速報値 秋に見直されることも
梅雨は大雨による災害が発生しやすい時期であり社会的関心が高いことから、気象庁では現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに、速報的に「梅雨入り」「梅雨明け」の発表を行っています。
あくまで予報を用いた速報であるため、平年値等の統計に用いられる確定値は、実際の天候経過を考慮して秋になってから更新されることがあります。
2022年には梅雨入り・梅雨明けの期日が秋になってから大幅に見直され、20日間以上もの大修正となった地域もありました。
関連記事「2022年 関東などの梅雨明けが1か月遅く修正 気象庁が過去にない大幅見直し」
あくまで予報を用いた速報であるため、平年値等の統計に用いられる確定値は、実際の天候経過を考慮して秋になってから更新されることがあります。
2022年には梅雨入り・梅雨明けの期日が秋になってから大幅に見直され、20日間以上もの大修正となった地域もありました。
関連記事「2022年 関東などの梅雨明けが1か月遅く修正 気象庁が過去にない大幅見直し」
沖縄地方 | 沖縄県 |
奄美地方 | 鹿児島県(奄美市、大島郡、十島村) |
九州南部 | 宮崎県、鹿児島県(薩摩地方、大隅地方、種子島・屋久島地方) |
九州北部地方 | 山口県、福岡県、大分県、佐賀県、長崎県、熊本県 |
四国地方 | 香川県、愛媛県、徳島県、高知県 |
中国地方 | 鳥取県、島根県、岡山県、広島県 |
近畿地方 | 京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県 |
東海地方 | 静岡県、岐阜県、三重県、愛知県 |
関東甲信地方 | 東京都、栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県、千葉県、神奈川県、長野県、山梨県 |
北陸地方 | 新潟県、富山県、石川県、福井県 |
東北南部 | 山形県、宮城県、福島県 |
東北北部 | 青森県、秋田県、岩手県 |
※北海道は梅雨前線の影響が明瞭にならないため、気象庁は発表対象外としています。
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